熊本県のグランメッセ熊本で5月の24日から26日にかけて農業WEEKが開催された。これまでは、千葉県の幕張メッセで毎年開催されていたので九州初上陸である。
当日は会場の盛り上がりは凄く、約300もの企業が出展し、来場者の数は約2万人を超える。今年一盛り上がった農業のイベントではないだろうか。
今回は、3日間に渡り農業WEEKへ参加し、色々な企業の話を聞いてきた。その中で、個人的に気になった企業を10社取り上げてみたいと思う。
7.株式会社 清和
7社目は、株式会社清和。同社は、日本茶向け袋の製造・販売からスタートした会社であり、現在は、食品を始めとした様々な商品の包装資材を用意しています。
今回、農業WEEKでは「パッケージ通販」を展示されていました。
パッケージ通販とは、株式会社清和が運営する包装資材の通販サイト。約5000点もの商品を小ロット(50枚)から注文できるといいいます。実際に、農業WEEKでも多種多様なものが展示されていました。
約5000点ある商品の中には、こだわりを感じる素材で作られた箱や袋もあります。更に、パッケージ通販オリジナルのテンプレートパッケージを用意しており、簡単にお洒落なデザインを印字することができます。デザインは、シンプル、かわいい、かっこいい、カジュアル、洋風などと種類があり、お気に入りのパッケージを見つけることができるでしょう。
個人販売など直販が増えてきている現在の農業では、差別化する為にオリジナルのパッケージが必要になる場合があります。しかし、デザイナーやコンサルに依頼となると素敵な商品が出来たとしても結構な価格になってしまいます。更に、一度作ってしまうとデザインを変えづらいといったこともあるでしょう。
小ロットから様々なデザインを試せるパッケージ通販なら、在庫を余分に持たずにデザインのPDCAを回すことができるのもメリットの1つではないでしょうか?
ホームページを貼っておくので、詳しくは見てみてください!
↓包装資材のECサイト
包装資材・梱包資材のパッケージ通販【パケ通】(株)清和 (seiwa-p.co.jp)
↓オリジナルパッケージ自作サイト
パッケージデザインnet [選んだパッケージデザインが自分で作れるオリジナルパッケージサイト] (package-design.jp)
8.ハンナ インスツルメンツ・ジャパン株式会社
8社目は、ハンナ インスツルメンツ・ジャパン株式会社。同社は、ハンナ インスツルメンツ商品の日本国内での販売を行っています。
始めに、ハンナ インスツルメンツとは、アメリカに本社を構えるイタリア発祥の水質測定器メーカーです。pH、導電率、残留塩素、自動滴定器などの水質測定器および各種電極、試薬などをすべて自社で製造し、30ヶ国以上で販売とサービスを行っています。pH測定を世界で初めて作り出した企業でもあります。
今回、農業WEEKでは土壌や溶液のEC(電気伝導度)を測定できる「土壌ダイレクトEC/℃テスター」が展示されていました。
土壌ダイレクトEC/℃テスターは、センサーを土壌や溶液に直接差し込むことで、ECの数値を簡単に調べることができる商品です。手軽に、植物の根付近の肥料不足または肥料過多の把握ができます。
肥料の量が分かるので節約に役立つことはもちろんですが、より品質の高い作物を作るのに一役買うでしょう。
↓なぜ、ECを測定すると肥料の量が分かるのかついて
まず先に、ECは、数値が電気が通りやすければ高くなり、通りにくければ低くなります。これは、土壌に含まれるイオン(肥料などに含まれる硝酸カルシウムなどが水分子と近づいた時に溶解しできる)の量によって変化します(水が電気を通す性質があるわけではなく、水分中などに含まれるイオンが電気を通す性質を持つ)。
上記のことを簡単にいうと、肥料が多ければイオンが多くなり、ECの数値も高くなる。よって、ECを見ることで、畑の肥料の散布量を測定することができるのです。
ホームページを貼っておくので、詳しくは見てみてください!
土壌ダイレクトEC/℃テスター/HI 98331N(Soil Test) « pH計/ハンナ インスツルメンツ・ジャパン株式会社 (hanna.co.jp)
9.日建リース工業株式会社
9社目は、日建リース工業株式会社。同社は、建設用仮設資材、ユニットハウス、オフィス備品、物流機器、介護用品、LED、AED、家電、緊急地震速報等の総合リース・レンタルを行っています。
今回、農業WEEKでは再生プラスチックパレットの販売「M.revo(エムレヴォ)」を展示されていました。
2024年問題と呼ばれる物流問題で、輸送効率の見直しが必要となります。これまでは、遠隔から青果物を運ぶ時、なるべく多くの荷物を積載する為にべた積み(パレットなど使わずにトラックに直接並べる積み方)されてきました。しかし、ドライバーの拘束時間に制限がある中では、1つ1つ手で下していては運転する時間の確保ができません。
そこで、パレットに積んで運ぶことで積み下ろしの効率を上げる動きがあります。その中で、従来多かった木パレットよりも、カビなどが発生しないプラスチックパレットが衛生的にも優れており求められるケースが多いです。また、木くずが異物混入などに繋がる可能性があるので、プラスチックパレットがいいというお客様も存在します。
こういった背景もあり、プラスチックパレットの需要は増えています。ところが、価格が高いという問題がありました。
紹介するM.revo(エムレヴォ)は、レンタル事業などで使用してきた樹脂製品を原料として再利用している為、低コストで販売が可能といいます。地域によって工場からの輸送費がかかるので単価が変わってきますが、新潟県の最安値の地域では1枚税込み1210円。資材のオンライン販売を行うももたろうで見てみると、再生樹脂パレットが1番安くて1枚約4000円となっていました。
↓無料サンプルの提供もあるみたいなので気になった方は見てみてください!
ワンウェイパレットが1,210円(税込)~から!! | 日建リース工業株式会社 (nikken-logistics.jp)
10.エイシン電気株式会社
10社目は、エイシン電気株式会社。同社は、電気厨房機器の製造・販売を行っています。
今回、農業WEEKでは「焼き芋機」が展示されていました。実際に、焼き芋の調理、試食も行っており、多くの人が足を止めていました。
話を聞いてみると、スーパーに並んでいる焼き芋機はほとんどがエイシン電気のものだという。ネットで調べてみても1番上にくる業務用の焼き芋機は、エイシン電気。
焼き芋機のシェアをほとんど占めている企業があったなんて知りませんでした。
最後の商品は、完全に興味だけで書かせていただきました(笑)
↓興味ある方は見てみてください!
焼き芋器|エイシン電機|業務用厨房機器の製造・販売 (eishin-esdk.co.jp)
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展示会に出展していた気になる企業を紹介してきましたが、多種多様なサービスや商品があって面白かったです。この他にも、スマート農業に含まれるような機器や技術を開発する企業、農業のコンサルティングを行う企業もありました。
今後、こんなに面白い企業が、さらによりよいものを生み出していく農業の未来は明るいなと感じた取材でした。
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読んでくださりありがとうございました!
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是非、色々な情報が載ってますので見てみると面白いです☺