福岡県糸島市のOKAFARMさんでお話を聞かせていただきました。
OKAFARMさんでは、少量多品目の野菜を育てています。その中では、珍しいウコンの栽培をしています。
自己紹介
OKAFARMさんでは、ウコン、にんにく、玉ねぎ、ヨモギをメインに様々な野菜を育てています。
また、作った野菜を使って、岡さんの奥さんがエッグロールや野菜チップスを作っています。
農業を始めたきっかけについて
WWOOFとは、World-Wide Opportunities on Organic Farms 有機農業で働きたい人の意味から来ています。WWOOFの参加者をWWOOFer(ウーファー)と呼びます。農場で無給で働き、「労働力」を提供する代わりに「食事・宿泊場所」「知識・経験」を提供してもらうボランティアシステムことです。 金銭のやりとりは一切ありません。
岡さんは、もやしの製造業を8年。その後、WWOOFで全国の農家さんを回りました。(岐阜、長野、奈良、大阪、山口等)そして、徳島で有機農業について勉強し、北海道で1年ほど就農しました。様々な事情があり、糸島で就農をしました。
農業を仕事にした理由としては、農作業をやっている時に、農業人口が減っていること、自然のありがたみについて考えることがありました。その中で、自分に出来ること、世界のどこにでもある仕事を考えた時に辿り着いたのが農業でした。
ウコンについて
先にウコンについて説明させていただきます。
ウコンは、東南アジアを中心に分布しているショウガ科の多年草植物です。
カレーの黄色い色素の元になっている「ターメリック」というスパイスはウコンから作られるもので、インドでも様々な効能を期待して使われています。
日本では、沖縄で400年にわたって栽培されているほか、海外からも様々な品種が導入され、鹿児島や奄美諸島で精力的に栽培されています。
ウコンの種類について
一口にウコンと言っても、様々な種類があり、薬効もそれぞれ異なります。
日本で流通しているウコンは、大きく3つの種類に分けられます。
・春ウコン
長く民間療法に使われてきた春ウコン。
現在、沖縄でもっとも多く薬草として利用されているのも、こちらの春ウコンです。
クルクミンの含有量では秋ウコンに劣るものの、精油成分・ミネラルを豊富に含みます。
・秋ウコン
沖縄で古くから使われてきた秋ウコン。
ウコンの特徴的な有効成分であるクルクミンという黄色い色素成分を多く含み、その量は春ウコンのおよそ10倍といわれています。
「ウコン」と言った場合には、通常この秋ウコンのことを指します。 スパイスの「ターメリック」もこの秋ウコン。世界中で利用されています。
・紫ウコン
紫ウコンは、秋ウコン、春ウコンと違い、クルクミンをほとんど含みません。
代わりにシネオールなどの精油成分を多く含み、漢方薬として消化不良などに使われています。
ウコンの成分について
城鉄男『新特産シリーズ ウコン』(農文協)によると、秋ウコン、春ウコンには次のような有効成分が含まれています。
・クルクミン
・精油成分(タ―メロン、ジヒドロタ―メロン、α-クルクメン、β-クルクメン、クルクモール、ジンギベレン、β-エレメン、パラ-メチルトル、フラボノイド、アズレン)
・ミネラル(リン、鉄、カルシウム、カリウム、マグネシウム)
・食物繊維
主成分であるクルクミン以外にも、精油、ミネラルを豊富に含んでいます。
特に紫ウコンには、なんと100種類以上の精油が含まれていることが確認されているそうです。
ミネラルの中では、カリウムが100g中2,000mgとたっぷり含まれているので、塩分の摂りすぎが気になる方にもいいかもしれませんね。
ウコンの効能について
- アルコールの分解促進
- 肝臓の保護
- 胃腸を整える
- 生活習慣病の予防
ウコンの効果・効能|その種類や飲みすぎによる副作用を検証しました -かわしま屋のWebメディア- (kawashima-ya.jp)
今後の展望について
終わりに
実際に会ってみて話をしてみて自分の作っている作物へのこだわりが感じられました。
徳島で学んだブルフ理論というものが中心にあるようです。別の記事でブルフ理論についてはまとめてみたいと思います。
また、奥さんが作っているエッグロールを食べたんですが優しい味で美味しかったです!また、食べたいです☺
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読んでくださりありがとうございました!
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是非、よろしくお願いいたします☺