取材した農家さんをご紹介 Vol.36 SANBA FARM 少量多品目/無農薬/生姜等

千葉県山武市にあるSANBA FARM(サンバファーム)さんでお話を聞かせていただきました。

SANBA FARMさんでは、少量多品目で年間約100種類の野菜を作られている農家さんです。

自己紹介

 
鈴木
はじめまして!農業専門ライターの鈴木です!よろしくお願いいたします!
松下さん
SANBA FARMの松下です!よろしくね!

SANBA FARMでは、約2ヘクタールの畑で農薬・化学肥料を使用せずに年間約100種類の野菜を作っています。特に、無農薬で作る生姜はSANBA FARMを象徴する人気な野菜です。

名前の由来は、赤ちゃんを産む時に手伝ってくれるお産婆さんからきており、野菜も新しい命、「お産婆さんのように野菜に寄り添ってあげれる農家になりたい」という想いが込められているそうです。また、長男が生まれた助産所の名前がサンバハウスという縁も繋がっています。

農業を始めたきっかけについて

 
鈴木
まず初めに農業を始められたきっかけについてお伺いしてもいいですか?
松下さん
元々は、水処理のエンジニアとして働いていたけど、子供が生まれたタイミングで食に対して興味が湧き意識するようになった。その中で、自分と向き合い何をしたいのか考えていたところ、農業という選択肢に行きついた。妻も農業やるなら体力ある若いうちがいいと後押ししてくれたのもあるかな!

2011年から農業を始め、現在では農業歴11年目になるSANBA FARM。初めの頃は、山武市にある有機野菜の組合に所属しており、生協や大地を守る会、らでぃっしゅぼーやなどに出荷していましたが、マルシェに参加するようになり品目を増やしていくにつれて販売先は変わっていきました。現在では、一般家庭向け、飲食店向けに販売しています。

また、前職の工場排水の浄化する設計や有機性廃棄物の有効利用を担当した経験は、野菜の生産計画や発注、有機の堆肥・肥料作りなどに生きているといいます。

少量多品目で野菜を作るのはなぜ

 
鈴木
農業には、1つの品目に絞って作ったり、多品目で作ったりと色々な選択肢があると思います。特に、近くの冨里市だと人参だけをたくさん作る農家も少なくはないですよね。その中で、SANBA FARMさんが少量多品目で飲食店、一般家庭向けにやられているのはどんな理由はあってなんですか?
松下さん
スタートでいうと、子供が生まれたきっかけで食に興味が湧いたってのもあって有機野菜の組合に属して生産を始めました。そこから、マルシェや野菜セットを販売するようになって百姓としての面白さを感じるようになり、品目を増やしていったかな。改めて考えると、畑で色んな野菜を見る景色が好きなんだなって感じるよ!
松下さん
ここだけの話、1つの事を突き詰めるタイプではないかな(笑)百姓として、色んなことに挑戦する方が面白いって感じるからね!

少量多品目で作る野菜の選び方

 
鈴木
そのなかで、こんなに種類があってどうやって作るものを選んでいるのですか?
松下さん
作る前でいうと、種苗屋さんの色んな野菜が載っているカタログを見ながら、珍しい野菜だったり、作るのが簡単で美味しいと書いてある野菜をチョイスしたりしている。その中で、一回作ってみて自分で食べて美味しいと思った野菜だけを残していく感じかな。結果、自信をもって美味しい野菜を出すことができているね!今だと、一番遠いところで沖縄の飲食店でも使って貰っているよ。
 
鈴木
なんと!沖縄ですか!そんな遠くで送料かけてでもリピートして使っているのは、確かな他の野菜との違いがあるってことですね。実際に、生でカブをかじらせていただいたのですが、みずみずしいのに味が濃く甘かったです!

少量多品目の大変さとは

 
鈴木
最後に、少量多品目で野菜を作る上で大変なことはどんなことですか?
松下さん
一番は、種類が多いからこその計画と発注だね。広い畑だと好きに植えればいいと思うんだけど、限りある面積でやるってなると効率が大切になってくる。そこの計画を考えるのが大変だなって毎回思う。そういった計画を練るのは、前職の経験もあって得意ではある方だから続けてこれてる。ただ、農業を好きじゃないと続けれないなって思うよね。

つるむらさき

つるむらさきの花

オクラ

花オクラ オクラの花も食べれる

ゼブラナス

落花生

バタフライピー

最後に

今回お話を聞かせていただいて、思ったことは畑の綺麗さでした。有機栽培だと雑草が生えるのに対して手が回らないほど大変な印象です。約2ヘクタールある畑を綺麗に保つための手間暇は想像以上のものだと思います。そこで手を抜かないからこそ、飲食店でも使いたいと思うような綺麗な野菜ができるのでしょう。

次は、生姜王の生姜づくりについて聞いてみたいです!

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