農家のSNS-効果的な使い方- 第2回 農業と相性のいいSNSとは?

「全国農業新聞 4月12日号より」

第2回は、具体的にはどんなものあるのか、農業と相性のいいものは何か、について話をしていきたいと思う。

国内で多く使われているサービスは、文章を共有することのできる「LINE」や「X(旧Twitter)」、「Facebook」。写真を共有することのできる「Instagram」。動画を共有することのできる「TikTok」や「YouTube」である。これらのSNS は日本だけでなく世界で見ても多く使われている。

その中でも、特に農業と相性がいいものは、「Facebook」と「Instagram」、「YouTube」があげられる。

「Facebook」は、実名登録が必要になるので生産者同士だけでなく、取引先などビジネス上の相手との交流だったり、現状の共有だったりという使い方ができる。名刺交換だけで終わらずつながり、コミュニケーションを取ることができる点が魅力である。

「Instagram」は、自分たちの野菜や畑、社内の雰囲気など写真を通して伝えることができる。特に、青果物を消費者に直接販売したり、観光農園の雰囲気を伝えることで参加者を集めたりといった消費者向けに情報発信することに相性がいい。活発的にサービスを使うユーザー数が国内だけで3000万人を超える点もビジネスに活かせる点でもある。

「YouTube」は、動画から多くの情報を得ることができる。実際に聞く声だと、機械が故障した時に動画を見て修理したり、栽培技術を学んだり、世界の農業事情を見たりなどSNSの中でも学びに使うことのできるSNSである。

実際、SNSといっても定番ばかりでなく農業に特化したSNSも存在する。次回は、今回紹介しきれなかった農業で使えるSNSと実際にSNSを使うことでどんなことが可能になるのか、ひもといていきたい。

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