「このままでは、いつか足元をすくわれる。自分たちで価値を届け、自分たちで価格を決められるようにならなければならない」。そばの栽培・加工のほか、全国約300軒の蕎麦屋への直販までを行う株式会社赤城深山ファームの創業者・髙井眞佐実（たかい・まさみ）さんは、現在のビジネスモデルを確立した背景についてこのように話す。なぜ同社は、市場価格の暴落という危機に見舞われながらも、市場の論理から抜け出し、自ら価格を決められる存在になれたのか。眞佐実さんと、長男で取締役専務の髙井雄基（たかい・ゆうき）さんへ、業界の常識を覆した独自の戦略について話を聞いた。
市場価格の大暴落を経て、自ら価格決定権を持つビジネスモデルを構築 「高くても買いたい」と言わしめる品質を生み出すのは｜マイナビ農業
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