今回は、鹿児島県南九州市にある株式会社神バナナさんにお話を聞かせていただきました。
国内では、珍しい国産の無農薬バナナを栽培しています。
株式会社神バナナは、東さんが2016年に岡山のバナナ農家さんのところで研修をしたのち、2017年4月に初めての植え付けを2000本、南九州市川辺町神殿にしました。
翌年の2018年に奄美大島に2500本を植え付けしました。2019年に佐賀の町長よりバナナ栽培をしたいと連絡があり500本を植え付けました。2020年に指宿市に2000本を植え付けました。
実際に、南九州市のハウスが台風で飛ばされた時に指宿のハウスがあったおかげで出荷を止めなくて済んだことがあるそうです。
また、バナナは栽培に8か月から10か月ほどかかるので冬の間も平均気温15℃を保たなくてはいけません。奄美大島で気温15℃を下回るのは1月、2月、3月、12月しかありません。日中においては15℃を超えることの方が多いので暖房は夜のみの使用で間に合ってしまいます。
バナナは、木ではなく葉っぱの集合体になります。新しく出来てくる葉っぱが、重なっていき木みたいになっていきます。
神バナナでのバナナの品種は、台湾の北蕉(ほくしょう)を使用しています。海外のバナナとは品種が同じですが、輸送の時間の問題で海外では早めに収穫することで皮が厚いままになります。国産のバナナは、ぎりぎりに収穫することで中身がパンパンまで成長することでき皮が薄くなり食べることができるようになります。
更に、神バナナでは無農薬で作ることで皮ごと安心安全に食べることが出来ます。
始めてバナナの栽培について見させていただいて、初めて知る話ばかりで驚きました。
最初は、1本877円のバナナってどんなものと思ってましたが、手間暇が凄くかかる物だということが取材を通して知ることが出来ました。
価格的には高いので簡単にみんなが買えるものではないかもしれませんが、今後は、新しい生産ではなく販路の拡大をしていきたいとの話でしたので関東で見る機会もあるかもしれません。
幹になるバナナの様子
バナナの幹は葉っぱが集まり木みたいになる
バナナの追熟の様子(1本1本丁寧に追熟をおこなう)
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読んでくださりありがとうございました!
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