今回、お話を聞かせていただいたのは栃木県鹿沼市にある「カキヌマファーム」。
カキヌマファームについての記事はこちら↓
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企業が農業へ参入する理由とは?
栃木県鹿沼市にあるカキヌマファーム。個人ではなく企業が運営しています。
農業以外にはどういったことをされている会社なんですか?
ガソリンスタンドや車関係、携帯電話の販売代理店をメインとして運営する会社です。他にも、アパレル関係などもやっています。
全く農業と関りのないところからのスタートだったんですね!そこからなぜ農業に?
会社としても銀行にお金を預けているだけでは大した利息にならないじゃないですか。それよりも、他の分野に投資していこうって考えで走り出しました。
すぐに投資が回収できて大きく儲かるわけではありませんが、企業が農業をやっているブランド価値、他の業種とのシナジー効果(ガソリンスタンドでもフルーツトマトが売れているそう)を考えて農業という選択肢になりました。
マーケットインを考えたフルーツトマト
その中でどうしてフルーツトマトの栽培だったんですか?
栃木県の市場を調査した時に、糖度8度以上のフルーツトマトを規模感を持ってまとまった量を安定的に供給しているところがなかったんです。スーパーに並ぶのは、他県産の物や少量だけの個人農家が作ったものだけ。
そこで、ビジネス視点から見ても隙間と感じ、栃木県のマーケットにフルーツトマトを入れていった感じです
結果として、農業を始める前は販売に苦労するよと言われていたんですが、特に苦労することなく取引先が増えていきました。ありがたい事ですが、生産量がまだ足りていない状況です。
販売に苦労されなかったというのは、元々繋がりがあるスーパーだったり、営業部隊がいて個人農家よりも動けたということは無かったんですか?
いや、おたくだから買ってるという話ではないと思います。大前提として、安定的に美味しいフルーツトマトを作っているところがいないからですね。企業も帳簿見る訳ではなく、品質をみて販売しているので。
ニーズを考えて栽培したから、販売がしやすかったんですね!
まとめ
企業が農業参入した理由
・銀行に預けても利息はほとんどついてこない
・現状維持では衰退になってしまうので投資
・企業のブランド価値
・他の業種との相乗効果
フルーツトマトを栽培することに決めた理由
・栃木県の市場調査
・他県産ばかり並んでいて、栃木県に安定供給できるフルーツトマト農家がいなかった
最後に
トマトの栽培と聞くと、どこでも作っているから今更遅いと感じるかもしれません。私自身もそう思っていました。
しかし、カキヌマファームでは、他県産が並んでいる=地元産がない。ということは、スーパーは地元で安定供給できるところを探している。という考えに辿り着き、実際に販売も順調に進んでいます。
まだまだ、近くに販売先が眠っているかもしれませんね!
2024年の物流問題もあるので地産地消の動きがより活発になるかと思います!!
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読んでくださりありがとうございました!
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