農家のSNS-効果的な使い方- 第11回 SNSで使える写真の撮り方のコツ

「全国農業新聞 6月21日号より」

前回に引き続き、タキイ種苗株式会社でカタログやポスター、産地取材など農業関連の写真を40年に渡り撮り続けてきた、広報出版部カメラマンの城戸健一(きど・けんいち)さんに農業写真を撮る上で使える技術的なことについて伺った。

城戸さん「商業写真とイメージ写真によって変わってくるが、商品の特徴や魅力を捉えることにおいては、うす曇りぐらいの天気が一番オススメ。自然な青果物の質感がでてくる。外でもハウス内においても同様にいえる」

とにかく晴れている日に写真は撮った方がいいと思いがちだが、ピーカンと呼ばれるような晴天はプロでも避けたい天気という。実際、晴天の写真とうす曇りの写真では、うす曇りの方が優しい光が入ってくるので雰囲気のある写真に仕上がるという。

その一方で、イメージカットに使われるような写真は、青い晴天の景色を背景にといった方が好まれる場合が多い。写真の用途によって使い分けることで今以上に魅力を伝えることが可能になる。

城戸さん「太陽の位置は、10時や15時といった斜めぐらいにある時がオススメ。12時など真上にある時は影を扱うのが難しくなる」

人を撮る場合に特に多いのが顔に影が入ってしまうこと。それが出やすいのは太陽が真上にある時だ。プロが撮る場合は、光を下から当てて影が無くなるようにしたりするという。

また、肌が朝よりも昼時に紫外線を強く感じるのと同様で、朝や夕方の方が優しい光が入ってくるという。影が無く、優しい光である朝のうちに写真は撮ってしまおう。 前回触れたように、用途や目的が決まることで写真の画角や質感が決まってくる。それをより良い写真とする技術が今回の天気や時間である。是非、他の生産者と差別化できるよう、これらを意識して魅力のある写真を撮って見て欲しい。

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