栃木県真岡市にあるバナナ農園ラフファーム。
今回は、バナナ農園ラフファーム、最近のバナナ農園事情、農家が行うクラウドファンディングについてお話を聞かせていただきました。
自己紹介
見渡す限り田園が広がる真岡市。その中にポツンとあるハウス。
田園に囲まれるバナナ農園ラフファーム。2021年より友人と男3人でバナナの栽培を始めました。広告、IT、土建の業界で働いた3人組で新規就農。
1年目は実験的に栽培を開始しデータや経験を培い、2年目から本格的に栽培を始めたという。2023年4月より出荷が始まり、栃木県の新しい名産へと期待がかかる農家です。
ラフファームのバナナについて
そんなバナナ農園ラフファームが作るバナナの商品名は「とちおとこ」。
栃木県の名産いちご「とちおとめ」と一緒に肩を並べて地元を盛り上げる存在になる!!という思いを込めて付けられました。
異業種から農家を目指したきっかけとは
その中で最初は、元々ナスを栽培していたハウスだったので、ナスの栽培について農協に話を聞きに行きました。しかし、ラフファームのハウスで年間を通して手元に残るのは200万円との回答。3人が生きていく上では少なすぎる金額でした。
そこで協議し辿り着いた結果が国産バナナの栽培だったといいます。
バナナ栽培を始める苦悩と現実、そして現在について
栃木でも作れると結果を出す為に始めた1年目。5棟あるうちの1棟だけでテスト的に栽培を始めました。しかし、バナナを栽培する為に必要な暖房をつけるとハウスの構造上5棟分ついてしまいます。必要となる燃料代は100万円以上。
そこで実験的に暖房を使わず栽培をしてみたといいます。
12月まで順調だったバナナでしたが、気温が下がるにつれて黄色く枯れ始め、最終的には葉が全て枯れ落ちてしまいました。
黄色く枯れ始めるバナナ
話を聞いてもらえない、お金を借りられない、栽培しても暖房を焚くことができず枯らしてしまう。
といった現実と苦難を、バナナ農園と各々の仕事のダブルワーク。更に、クラウドファンディングを活用することで乗り越えました。
ついに、追熟し消費者に届けることができるラフファームのバナナ。ここからが、新しい物語の始まりとなるのです。
枯れたバナナ(根元には子株が見える)
日本の国産バナナ事情について
財務省貿易統計によると、バナナの輸入量は年間約100万トン(2020年)。フィリピンが約70%を占めており、エクアドル、メキシコ、グアテマラと続いています。
国内生産量というと、約140トン(2019年)。ほとんどが沖縄県、鹿児島県で栽培されています。「農林水産省より」
バナナの国内消費量における国産バナナは、全体の0.1%未満に過ぎないのです。
近年では、沖縄県、鹿児島県以外でもバナナ農園が増加傾向にあり栽培されている。
クラウドファンディングについて
実際に私も、現在の活動を始める前にクラウドファンディングを活用したことがありましたが、人が多く集まる大手でやることしか考えていませんでした。
この話聞いていたら当時の気持ちも変わっていたかもしれないなと思います。
農家、農業関係者など利用増えているクラウドファンディング。ぜひ、ラフファームを参考にしてみてください。
最後に
一度、鹿児島県で取材した国産バナナ。まさか、栃木県でも栽培されているとは驚きました。
新しい栃木県の名産になっていく国産バナナ(とちおとこ)。4月から始まるラフファームの新しい物語。今後の動向が楽しみです!!
栃木県に行く際は買いにいかせてください!食べるの楽しみにしてます☺
↓ホームページ
↓インスタグラム
栃木県真岡市 バナナ農園 ラフファーム(@laugh_farm) • Instagram写真と動画
バナナの花
ラフファームのバナナ
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読んでくださりありがとうございました!
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是非、色々な情報が載ってますので見てみると面白いです☺