広島県広島市にある田邊農園株式会社でお話を聞かせていただきました。
軟弱野菜を作られている農家さんです。
自己紹介
田邊農園さんでは、水菜を50a、小松菜とほうれん草を30a、多品目を30aと1.2haのハウスで軟弱野菜を作られています。多品目には、わさび菜、しろ菜、からし菜、春菊、葉大根、赤水菜、ラディッシュ、スイスチャード、ルッコラの9種類。
田邊農園さんで作られる野菜は、有機肥料のみを使用しており、30aのハウスで作る多品目の野菜では、有機農産物(JASマーク)を取得しています。
農業を始めたきっかけについて
田邊さんは、大学在籍時に田舎暮らしに興味をもち、1年間休学をしながら広島県のネギ農家さんで働きました。その際に、農業が面白く興味をもち、大学を卒業後に農業法人へ就職。
広島県のネギ農家さん、長野県の高原野菜(レタス等)農家さん、埼玉県の小松菜農家さんで働いたのち、ひろしま活力農業経営者育成事業で研修を経て、2006年に独立しました。
数値化する農業について
田邊農園さんでは、肥料、収量、販売量、単価、種を撒き、労働時間などを数値として残しています。
メリットとして
・JASマークを取得するなかで、記録をしなければいけないが元々していたので取得に活かすことができる
・長く続けることで、季節によって詳しく、いつ撒いたらいつ収穫できるか分かり販売に活かす事が出来る(収穫予想が出来ることで、前もって契約販売をしやすい)
・働く側も数値として見えることで、やる気、会社に対しての対価が分かる。
などがあげられます。
許可をいただいて、写真を添付しますので良かったら見てみてください!
働きやすい環境について
最初の頃は、人の入れ替わりが激しく、働く人が定着しなかった問題があったといいます。原因を考える上で、企業として安定的に雇用する必要があると考えました。法人化することで、会社の負担は増えますが従業員が社会保険に入ることができます。
労働時間においては、農業は時期によって働く時間が均一ではない問題があります。働きやすい環境を作る上では決まった時間にする必要が考えられました。さらに、農業をする上だと残業代について余り触れられないですが、ぬけが無いように勤怠をスマホでやりやすくするなど改善していきました。
結果、会社の負担は増えるものの安定的な働き手の確保に繋がるので、将来的には必要です。
今後の展望について
終わりに
今回お話を聞かせていただいて、こんなに農業を数値に残して見える化している農家さんが初めてだったので驚きました。また、数値化することで起きるメリットについても学ばせていただきました。
ありがとうございます☺
今は、新しく農業を見える化する為に活用できる機会も色々と発売されています。そういったものについても調べて、より良い物はみんなに知って貰えることが出来たらと思います。
生産性を上げることは簡単ではないと思いますが、自分が農家さんの為に情報を集めて発信できればと思いますので、よろしくお願いいたします!
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読んでくださりありがとうございました!
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是非、色々な情報が載ってますので見てみると面白いです☺
広島県で取材した記事
- 取材した農家さんをご紹介 Vol.21 アグリ・アライアンス株式会社
- 取材した農家さんをご紹介 Vol.25 株式会社 久保和行商会