
「全国農業新聞 3月7日号より」
第3回となる今回は、クラウドファンディングを農業分野で利用した際に出来ることについて話をしていきたいと思う。
「CAMPFIRE」のキーワード検索で農業と検索してみると、これまでに900を超えるプロジェクトが発足してきた。これらのプロジェクトを見てみると、加工商品開発のための資金調達に利用されているケースが多い。その他にも、農泊施設の建設、新規就農の資金、ハウスの修繕費といった独自のプロジェクトも見受けられる。
私は、これらを踏まえクラウドファンディングでは資金調達以外にも3つの活用方法があると考える。1つ目は、新たな層へのリーチである。プロジェクトを掲載し、興味を持たれる内容であればプラットフォーム内に流入してきた人に見られる。クラウドファンディングを通して、新たな層に知られることも少なくない。2つ目は、新たな販路である。SNSや自社サイトであれば認知されなければ見て貰うことすらされない。しかし、クラウドファンディングではプラットフォーム内に人が集まるので、掲載されたプロジェクトが応援したいと思われる内容であれば青果物や加工品が購入される。3つ目は、テストマーケティングである。生産者が自ら加工商品を開発する際に一番重要なのは需要があるかないかになる。クラウドファンディングであれば、応援したいという支援者が多く集まればプロジェクトを進め、集まらなければ商品開発を中止するといったように、事前に市場の反応を見ることが可能である。ガジェットなど他分野で活用される方法でもある。
これらのように農業におけるクラウドファンディングは、たんなる資金調達だけでなく、PR、販路、テストマーケティングなどと活用することで事業拡大に繋げることも可能といえる。
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