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2025年11月

  • 2025年11月20日
  • 2025年11月20日

自己紹介 最新版

はじめまして はじめまして。フリーランスの農業ジャーナリスト、鈴木雄人と申します。 現在は特定の家を持たず、「車中泊」で日本全国を旅しながら取材・執筆活動を続けています。 1997年、茨城県石岡市(旧八郷町)生まれ。筑波山や田んぼに囲まれた自然豊かな […]

  • 2025年11月20日

山形県東根市/株式会社やまのカタチ 農産物の再生産価格「価格は誰が決めるのか?市場経済に挑む山形県の若き農家の挑戦」

生産者が農業を続けていくために必要な「再生産価格」。この言葉が今、日本の食の未来を考える上で重要なキーワードとなっている。コスト高騰と担い手不足に苦しむ生産現場の現実に対し、国や業界全体で価格形成のあり方を見直す動きが始まった。 そんな大きな潮流の中 […]

  • 2025年11月20日

群馬県中之条町/ハナボウズ 「e顔クラブ」農家さんに聞く農業の魅力とは

全国共同出版株式会社様より出版されている「農業協同組合 経営実務」にて「e顔クラブ」全国を周る中で出会う生産者の表紙と生産者にインタビューした記事を担当しています。 第13回となる今回は、群馬県中之条町で多品目の花を栽培されている「ハナボウズ」さんで […]

  • 2025年11月18日
  • 2025年11月18日

長野県北佐久郡/株式会社ベジアーツ 一人当たり年500時間以上の労働を削減。約一カ月の長期休暇をも実現した戦略作物とは

 「農業は給料が安くても仕方ない」。そんな固定観念に、真っ向から立ち向かう農業法人が長野県にある。レタスやパクチーなどを生産・販売をするベジアーツグループだ。平均年齢28.5歳という若い組織を率い、近年はパクチー生産へと大きく舵を切ることで、女性や年 […]

  • 2025年11月18日
  • 2025年11月18日

長野県伊那市/株式会社Wakka Agri 人口約60人の過疎集落で、輸出専用のコメを栽培。条件不利地をブランド価値に変えた戦略とは

過疎化が進む集落に拠点を構え、海外輸出専門の米作りに挑む農業法人が長野県にある。株式会社Wakka Agriだ。昨今では多くの農業者が「海外で売れるもの」から逆算する徹底したマーケットイン戦略を実践しているが、同社では不利な耕作条件を唯一無二のブラン […]

  • 2025年11月18日
  • 2025年11月18日

群馬県渋川市/株式会社赤城深山ファーム 市場価格の大暴落を経て、自ら価格決定権を持つビジネスモデルを構築 「高くても買いたい」と言わしめる品質を生み出すのは

「このままでは、いつか足元をすくわれる。自分たちで価値を届け、自分たちで価格を決められるようにならなければならない」。そばの栽培・加工のほか、全国約300軒の蕎麦屋への直販までを行う株式会社赤城深山ファームの創業者・髙井眞佐実(たかい・まさみ)さんは […]

  • 2025年11月18日

静岡県掛川市/株式会社しあわせ野菜畑 有機生産者が生き残る術は「選ばれる農園になること」。農業の可能性を追求する元高校教師の流儀

「有機野菜だからではなく、『この農園から買いたい』と思ってもらわなければ、有機生産者は生き残っていけない」そう語るのは、25年間勤めた農業高校の教員を辞め、47歳で農業経営者へと転身した、株式会社しあわせ野菜畑の代表取締役社長の大角昌巳(おおすみ・ま […]

  • 2025年11月18日
  • 2025年11月18日

愛知県名古屋市/株式会社トクイテン AIとロボットで有機農業を自動化するトクイテン。目指すは年間収穫量100トンと栽培ノウハウのパッケージ化

農業の人手不足をAIとロボットが解決する。そんな話を聞き、愛知県でミニトマトを有機栽培する株式会社トクイテンを訪ねた。同社では自社開発したロボットが人間の半分ほどのスピードで収穫作業をこなし、年間100トンの収量を目指している。この一連の仕組みを、農 […]

  • 2025年11月17日

静岡県袋井市/株式会社HappyQuality 年収1,000万円も夢じゃない?!パートナー農業のスキームとは。高糖度中玉トマトを通年で出荷できる仕組み

30アールで年収1,000万円を実現する生産者がいると聞いて、静岡県袋井市を訪れた。通年で平均糖度8度の中玉トマトを栽培するサンファーム中山株式会社だ。同社から独立した農家も年収1,000万円を実現できるという。その仕組みの中枢を担うのが株式会社Ha […]

  • 2025年11月17日
  • 2025年11月17日

愛知県碧南市/武ちゃん農場 利益率は脅威の35%超え。顧客の心をつかみ、絆を深める直接販売の極意

就農から約20年の葛藤を経て確立したのは、市場出荷に依存しない独自の直販戦略と、驚異的な利益率35%を超える高収益モデル。土壌の微生物を活性化させる農法で品質を極限まで高め、顧客との絆を深めるユニークな販売戦略で、多くのファンを惹きつけています。武ち […]

  • 2025年11月17日
  • 2025年11月17日

茨城県常陸太田市/有限会社栗原農園 加工品販売のフィールドに選んだのはTikTok。ブレイクのきっかけとなったライブ配信

鮮やかな緑色の髪がトレードマーク。動画共有アプリのTikTokで「ネギニキ」として親しまれ、フォロワーは3.6万人以上を数える茨城県の小ネギ農家、栗原玄樹(くりはら・げんき)さんは、自ら開発した加工品「ネギキムチ」を武器に、TikTokという異色の販 […]

  • 2025年11月17日

茨城県常陸太田市/有限会社栗原農園 就農から僅か十数年で、家業の売上を4倍増の2億円超に!農家の次男が手がけた経営改善

家業の小ネギ農家に戻ってから僅か十数年で、売上を約5000万円から約2億1000万円へと4倍以上に伸ばした青年が居ます。就農当初は「従業員の定着率」という大きな壁に直面したものの、さまざまな手立てを駆使して目覚ましい成長を成し遂げました。有限会社栗原 […]

  • 2025年11月17日
  • 2025年11月17日

神奈川県横浜市/横浜市場センター株式会社 加工向け野菜に求められるのは、歩留まり?GAP?【バイヤーが欲しがる青果物#4】

青果物の市場は、幅広い青果物を少量ずつ扱う飲食関係、家庭向けの青果物を販売するスーパーマーケット関係、サラダやお弁当に使用される加工野菜を扱うコンビニ関係など多岐にわたる。そうした中、どの売り先に向けて青果物を作るか、どの市場と相性が良いのかを見極め […]

  • 2025年11月17日
  • 2025年11月17日

神奈川県横浜市/横浜市場センター株式会社 なぜ、コンビニで青果物が売れるのか。ヒントは外国人観光客と高齢化社会【バイヤーが欲しがる青果物#3】

どの市場に向けて青果物を作るか明確にすること、栽培する青果物がどの市場と相性が良いのかを見極めることは、生産者自らが販路開拓する上で特に重要だ。青果物の市場は、幅広い青果物を少量ずつ扱う飲食関係、家庭向けの青果物を販売するスーパーマーケット関係、サラ […]

  • 2025年11月17日

神奈川県横浜市/横浜市場センター株式会社 スーパーマーケット産業で求められる生産物の特徴。キーワードは「差別化」と「少量」【バイヤーが欲しがる青果物#2】

生産者が自ら販路開拓をする上で重要なことは大きく2つある。どの市場に向けて青果物を作るか明確にすること、栽培する青果物がどの市場と相性が良いのかを見極めることだ。青果物の市場は、幅広い青果物を少量ずつ扱う飲食関係、家庭向けの青果物を販売するスーパーマ […]

  • 2025年11月17日
  • 2025年11月17日

神奈川県横浜市/横浜市場センター株式会社 外食産業で求められる生産物の特徴。時期は?品目は?数量は?【バイヤーが欲しがる青果物#1】

生産者が自ら販路開拓をする上で重要なことは大きく2つある。どの市場に向けて青果物を作るか明確にすること、栽培する青果物がどの市場と相性が良いのかを見極めることだ。青果物の市場は、幅広い青果物を少量ずつ扱う飲食関係、家庭向けの青果物を販売するスーパーマ […]

  • 2025年11月17日

北海道夕張郡長沼町/株式会社押谷ファーム アスパラガスの栽培面積は北海道内屈指。条件不利地で始めた観光農園は、人を呼び込む広告塔に

皆さんは「なぜ農業をしているのか」「なぜ農業を始めたのか」と聞かれたら何と答えるだろうか。自由度が高い、自然が好き、可能性があるなどさまざまだろう。株式会社押谷ファームの同社代表取締役の押谷行彦(おしたに・ゆきひこ)さんは、北海道でもトップクラスのア […]

  • 2025年11月17日

北海道夕張郡長沼町/株式会社押谷ファーム 「土作りは大規模化よりも効率が良い」。収量アップと安定した品質、より良い農業経営を実現するまで

アスパラガスで北海道トップクラスの栽培面積を誇る株式会社押谷ファーム。「勘に頼る農業」ではなく、土壌や肥料成分などのデータを積み重ねた土作りを大事にしている。良い物を作れば、口コミで取引先は増えていくという考えの下、営業活動はほとんどせず、ただひたす […]

  • 2025年11月17日
  • 2025年11月17日

北海道河西郡芽室町/株式会社ダイヤモンド十勝 耕作面積は計約500ヘクタール、もうかる大規模農業を体現する4つの柱

農業資材や燃料代などが高止まりする中、生産原価を抑える努力だけでは農業経営を維持できなくなりつつある。そんな現状を、適正価格で農産物が取引される仕組み作りで打開しようと立ち上がった生産者が居る。生産者と中間流通、小売、物流がタッグを組み、消費者に適正 […]

  • 2025年11月3日
  • 2025年11月3日

北海道石狩郡新篠津村/新篠津つちから農場株式会社 再生産可能な価格を消費者と作る。バーゲン品をも凌ぐ付加価値のつけ方とは

農業資材や燃料代などが高止まりする中、生産原価を抑える努力だけでは農業経営を維持できなくなりつつある。そんな現状を、適正価格で農産物が取引される仕組み作りで打開しようと立ち上がった生産者が居る。生産者と中間流通、小売、物流がタッグを組み、消費者に適正 […]

  • 2025年11月3日
  • 2025年11月3日

北海道勇払郡むかわ町/株式会社I Love ファーム 産地リレーでブロッコリーを通年出荷。国内5カ所、700ヘクタール超えの生産規模をどう回しているのか

かつて日本では、ブロッコリーよりもカリフラワーの方が一般的な野菜だったことを知っているだろうか。昭和の頃の話である。昭和後期に入ると輸入ブロッコリーの台頭もあり、1986年にはブロッコリーがカリフラワーの取扱量を抜いた。そんな中、ブロッコリーの国産化 […]

  • 2025年11月3日
  • 2025年11月3日

北海道虻田郡真狩村/三野農園 規格外の規模で西洋野菜を栽培。「少量多品目」ならぬ「中量中品目」栽培の真髄

今や、都市近郊型農業の定番となりつつある少量多品目栽培。その中でも、とりわけ人気なのが西洋野菜である。スーパーで見掛けることの少ない西洋野菜は、飲食店やマルシェなどで引き合いが多く、消費地にほど近い地域での農業と相性が良いからだ。一方で、首都圏の飲食 […]

  • 2025年11月3日
  • 2025年11月3日

茨城県石岡市/株式会社BRAVE 就農3年目の売り上げ予測は驚異の4.5億円。転換期となった、出荷組合での生産技術向上と販路拡大

就農2年目に売上1.5億円をたたき出し、3年目となる今年の売上は4.5億円を見据えるなど、目覚ましいスピードで成長をする農業法人がある。長ネギと米を栽培する株式会社BRAVEだ。経営のかじを取るのは、35歳の若手農家。代表の山崎康浩(やまざき・やすひ […]

  • 2025年11月3日
  • 2025年11月3日

佐賀県唐津市/株式会社Agrish 農業を襲う気候変動「『想定外』を乗り越える知恵。佐賀のトマト農家が発明した『ノアの方舟』」

日本の農業が直面する気候変動という大きな脅威。ゲリラ豪雨や記録的猛暑はもはや「想定外」ではなく、生産者を脅かす「日常」となりつつある。しかし、その過酷な現実を前に、絶望を希望に変える者たちがいる。彼らは、ただ天災に耐えるのではない。自らの知恵と経験で […]

  • 2025年11月3日
  • 2025年11月3日

岩手県北上市/株式会社西部開発農産 作付け面積1000ha超、日本有数の農業法人が実践する土地利用型農業と複合経営モデル

岩手県北上市の株式会社西部開発農産は、転作作業の受託組織から発展し、現在は年商5億3,000万円規模を誇る農業法人です。農地の分散化や基盤整備の遅れといった地域課題に対して、大規模化による効率的な営農体制の確立をめざし、毎年20haペースで規模を拡大 […]

  • 2025年11月3日
  • 2025年11月3日

岩手県一関市/株式会社いやさか農園 水稲・花き・野菜類の複合作で地域の雇用と農地を守る

かつては日本の地域産業の中核を担っていた農業ですが、近年では耕作放棄地の増加や新規就農者の減少といった深刻な課題を抱えています。岩手県一関市にある株式会社いやさか農園は、地域の雇用と農地を守ることを掲げ、設立以来、複合作による通年雇用を実現してきまし […]

  • 2025年11月3日
  • 2025年11月3日

山形県酒田市/株式会社農園貞太郎 米と野菜の複合作経営と独自販路の開拓で実現する安定的な農業経営

近年は、日本国内の人口減少や米離れによる影響から、主食用米の生産量は減少傾向にあります。2018年に減反政策が廃止されたことにより、農家は自主的に生産量を決定できるようになりましたが、米の需要減少が課題となっています。そのため、野菜や果樹、麦、大豆、 […]

  • 2025年11月2日
  • 2025年11月3日

千葉県山武市/株式会社アグリスリー 元パティシエが米と梨の複合作経営で実現する収益性の高い販売戦略

多くの農家が農産物の販売に苦戦する中、株式会社アグリスリーでは、米と梨の複合作に加え、農協や市場以外の独自の販路を開拓することで、相場に左右されない収益性の高い農業を実現してきました。さらに、多品種栽培による差別化やメディア露出による認知度向上、地域 […]

  • 2025年11月2日
  • 2025年11月2日

JAでも卸売業者のせいでもない「コメ価格高騰」の真犯人が判明…現役農家が明かした「コメが消えた本当の理由」

コメの価格高騰が止まらないのは、なぜなのだろうか。車中泊で全国各地の農家を取材している農業ライターの鈴木雄人さんは「記録的な猛暑の影響でコメの収量は大幅に減っている。さらに、国が発表する統計と現場の実態との間に大きなズレがあり、それが“見えないコメ不 […]