はじめまして
はじめまして。フリーランスの農業ジャーナリスト、鈴木雄人と申します。 現在は特定の家を持たず、「車中泊」で日本全国を旅しながら取材・執筆活動を続けています。
1997年、茨城県石岡市(旧八郷町)生まれ。筑波山や田んぼに囲まれた自然豊かな環境で育ちました。実家は農家ではありませんでしたが、親戚が農家だったり、自分たちで食べる野菜を育ていたりと農業が身近にある環境でした。そんな原体験を持つ私が、なぜ今、ハンドルを握り全国を走り回っているのか。少しだけお話しさせてください。
「農家」ではなく「伝え手」を選んだ理由
実は大学卒業後、私は地元に戻って農家になるつもりでした。しかし、いざ就農に向けて調べ始めると、壁にぶつかりました。「栽培技術」や「経営のコツ」といった、本当に知りたい現場の情報が、ネット上にはほとんど存在しなかったのです。
「このままでは、先人たちの知恵が消えてしまうのではないか?」「同じように情報不足で困っている新規就農者がいるのではないか?」
そう感じた私は、自分がプレイヤーになる道を一度置き、「農家のための情報を集め、届ける役割(ハブ)」になろうと決心しました。学生時代はずっと野球をやっており、体力には自信があります。「誰もやらないなら、自分がやる」。その想いで、今の活動を続けています。
物流を知り、現場を歩く
「農業を伝えるには、まず流通を知らなければならない」。そう考え、大学卒業後は横浜丸中青果株式会社に入社しました。そこでは、中間流通の立場として、農業界や流通、消費者など多くを勉強させていただきました。
その後、約2年間の勤務を経て独立。現在は、以下の3つの視点を軸に活動しています。
- 移動型フィールドワーク(現場) 早朝の収穫、深夜の出荷。農家さんの生活時間に合わせて現地に滞在し、会議室では聞けない「本音」を取材します。
- 元青果卸の視点(ビジネス) 「作って終わり」ではなく、「どう売るか(マーケットイン)」や「物流2024年問題」など、出口戦略を見据えた記事執筆を得意としています。
- 大学院での研究(アカデミック) 現在は大学院に在籍し、感覚に頼らない「農業経営の組織論」を研究しています。
今後の展望
24歳の頃に抱いた「農家のための情報が集まる場所を作りたい」という夢は今、より具体的な形になりつつあります。
- ビジネスマッチング事業: 生産者と卸会社をつなぎ、最適な流通を作る。
- シンクタンク機能の創出: 現場の膨大な「一次情報」と「研究データ」を掛け合わせ、政策提言や経営支援ができる新たな専門機関・メディアを立ち上げる。
農家さんが情報を武器に成長し、日本の農業全体が盛り上がる。その流れを作るために、走り続けます。
主な執筆・掲載媒体一覧
ビジネス誌から専門紙、一般向けメディアまで、ターゲットに合わせて幅広く執筆しています。
WEBメディア
- マイナビ農業(経営ノウハウ、先進事例)
- PRESIDENT Online(農業経済、構造分析、米市場解説)
- となりのカインズさん(家庭菜園向けプロの技術解説)
- minorasu (ミノラス)(農業市場、物流、サステナビリティ)
専門誌・業界紙
- タキイ最前線(物流2024年問題、市場動向レポート)
- 全国農業新聞(農家のSNS活用術、普及指導)
- 農業協同組合 経営実務(連載「e顔クラブ」、生産者の人物像)
- 農業経営者(農業経営者ルポ、現地取材)
- 食品商業(小売・流通業界向け記事)
- 産直コペル(直売所、地域振興)
おわりに
「日本のどこかでお会いしましょう」
取材のご依頼はもちろん、農業に関するディスカッションや、地域の課題についてのお話も大歓迎です。 私は今日も、明日の農業のヒントを探して、日本のどこかの道を走っています。もし街で私の車を見かけたら、ぜひ気軽に声をかけてください。日本の農業の未来を、一緒に面白くしていきましょう。
