福岡県糸島市にあるヨシウラファームさんでお話を聞かせていただきました。
青ネギを専門で作られている農家さんです。
自己紹介

株式会社ヨシウラファームさんは、青ネギ(根切ねぎ)を20ha。年間平均でいうと、日量2100㎏のねぎを生産しています。

農業を始めたきっかけについて

元々、株式会社ヨシウラファームは吉浦さんのお父様が50年前に作った会社です。
最初は、きゅうり、トマトなど色々な作物を栽培。その後、45年前に万能ねぎを専門で作るようになり、35年前に青ネギ(根切りねぎ)専門に変わっていきました。
吉浦さんが、税理士さんに頼まれて会社にきた12年前は、経営が上手くいっておらず、白羽の矢が立ったのがきっかけで農業の世界に。当時も、青ネギ(根切りねぎ)を専門でやられていましたが、別でカット工場も経営していたそうです。

儲かる農業にするために

カット工場を辞め、栽培に専念
カット工場をやっていた当時は、生産が怠ってしまい結局どっちつかずとなってしまっている現状でした。そこで、カットに注力していきたい青ネギ農家さんが同じ地域にいたことから、ヨシウラファームさんはカットを辞め、栽培に専念。カットの今までの取引先をすべてカット工場にそのまま引き継ぎました。その代わり、カットに注力していた青ネギ農家さんは生産を抑え、カットの原料となる青ネギの仕入れをヨシウラファームさんから取ることを契約したのです。
結果、生産に集中できることで栽培技術、収量の増加といいことづくめだったといいます。
今までの視点を捨て柔軟に対応
青ネギの納品については、最も多く収穫の出来る春に視点を置いてました。しかし、春採れる量を売りきるほどの売り先をもっていると、反収の落ちる夏に取引先へ安定供給が出来ない状況だったのです。
そこで、春に青ネギを廃棄してでも、夏の販路を100%で出荷できるように変えていきました。その結果、夏に安定供給できる青ネギ農家さんは無かったので取引したいとの声が多くきたといいます。
また、夏は他の農家さんが持っていない分、単価も自分主体で決めることができました。
上の二つを実施した結果、年間を通してみた時に売り上げ事態は減ったものの純利益は上がっていったといいます。

今後の展望について

終わりに
今回お話を聞かせていただいて、数字を徹底的に追いかけている姿に驚きました。その結果が、安定した供給と安定した品質に繋がっているんだと思います。
また、数値化することで、新しい人でも実施できるようにデータ化しており、先を見据えている姿も凄いなと思いました。
実際に、儲かる農業は、儲ける為に頭を使う農家さんにならないといけません。普段から常に考えているからこそ生み出していけるんだと感じました。



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読んでくださりありがとうございました!
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