今さら聞けない農業単語 10選 

耕作放棄地

・農林水産省の統計調査における区分であり、農林業センサスにおいては、以前耕地であったもので、過去1年以上作物を栽培せず、しかもこの数年の間に再び耕作する意思のない土地をいう。

・これに対して、過去1年間全く作付けしなかったが、ここ数年の間に再び耕作する意思のある土地は不作付地といわれ、経営耕地に含まれる。

コールドチェーン

・生鮮食料品等について、生産段階から消費段階まで所定の低温に保ちながら流通させる体系をいう。

国内総生産(GDP)

・GDPは、Gross Domestic Productの略。国内において一定期間(通常1年間)に生産された財貨・サービスの付加価値額の総計をいう。国内の経済活動の水準を表す指標となる。

食料自給率

・国内の食料消費が、国内の農業生産でどの程度賄えているかを示す指標

○品目別自給率:以下算定式により、各品目における自給率を重量ベースで算出

食料自給率の算定式

○総合食料自給率:食料全体における自給率を示す指標として、供給熱量ベース、生産額ベースの2とおりの方法で算出。畜産物については、国産であっても輸入した飼料を使って生産された分は、国産には算入していない。

○供給熱量ベースの総合食料自給率:「日本食品標準成分表2010」に基づき、重量を供給熱量(カロリー)に換算した上で、各品目を足し上げて算出。これは、1人・1日当たり国産供給熱量を1人・1日当たり供給熱量で除したものに相当

○生産額ベースの総合食料自給率:農業物価統計の農家庭先価格等に基づき、重量を金額に換算した上で、各品目を足し上げて算出。これは、食料の国内生産額を食料の国内消費仕向額で除したものに相当

○飼料自給率:畜産物に仕向けられる飼料のうち、国内でどの程度賄われているかを示す指標。日本標準飼料成分表等に基づき、TDN(可消化養分総量)に換算した上で、各飼料を足し上げて算出

食料自給力

・国内農林水産業生産による食料の潜在生産能力を示す概念。その構成要素は、農産物は農地・農業用水等の農業資源、農業技術、農業就業者、水産物は潜在的生産量と漁業就業者

○食料自給力指標

農地等を最大限活用することを前提に、生命と健康の維持に必要な食料の生産を以下4パターンに分けた上で、それらの熱量効率が最大化された場合の国内農林水産業生産による1人・1日当たり供給可能熱量を示したもの

<1>栄養バランスを一定程度考慮して、主要穀物(米、小麦、大豆)を中心に熱量効率を最大化して作付けする場合(パターンA)

<2>主要穀物(米、小麦、大豆)を中心に熱量効率を最大化して作付けする場合(パターンB)

<3>栄養バランスを一定程度考慮して、いも類を中心に熱量効率を最大化して作付けする場合(パターンC)

<4>いも類を中心に熱量効率を最大化して作付けする場合(パターンD)

地産地消

・地域の農林水産物の利用を促進することにより国産の農林水産物の消費を拡大する取組のこと

トレーサビリティ

・農産物や加工食品等の食品が、どこから来て、どこへ行ったか「移動を把握できる」仕組み。

・食品の生産から消費にわたり、各自取り扱う商品(食品)の移動に関する記録を作成・保存することにより、結果として、生産から小売まで、食品の移動の経路を把握することが可能となり、食品事故が発生した際の迅速な回収等に役立つ。

農業生産工程管理(GAP)

・GAPは、Good Agricultural Practice の略称。農業生産活動を行う上で必要な関係法令等の内容に則して定められる点検項目に沿って、農業生産活動の各工程の正確な実施、記録、点検及び評価を行うことによる持続的な改善活動

バリューチェーン

・生産から加工、流通、販売に至るまで、各事業が有機的につながり、それぞれの工程で付加価値を生み出していくプロセスのこと

6次産業化

・農林漁業者等が必要に応じて農林漁業者等以外の者の協力を得て主体的に行う、1次産業としての農林漁業と、2次産業としての製造業、3次産業としての小売業等の事業との総合的かつ一体的な推進を図り、地域資源を活用した新たな付加価値を生み出す取組

用語の解説:農林水産省 (maff.go.jp)

関連記事

今さら聞けない農業単語 5選